Y.Mさん
このころは正直、日々の授業の予習やテスト勉強で、受験勉強のことなど頭にありませんでした。ただ、数学の苦手意識はすでにこの年の初めからあり、一年が終わるころにはほぼ捨てている状態になっており、このままいくと受験やばいな、と思うこともありました。その状態の中、秋ごろにアクシスに入会しました。
生活リズムは崩れることなく、6時半に起き12時ごろ寝るという感じでした。
そろそろ受験勉強始めないとな、、、と思うことは何度もありましたが、正直何をしたらいいのかわかりませんでした。塾では数学をやっていましたが、家ではその宿題とちょっと復習、くらいで大半は自分の苦にならない好きな日本史の勉強のみをしていました。数学ははじめのうちは全く点数が上がらず、志望校決定の焦りもあり、精神的に一番つらかったのもこの時期だったと思います。
その中で、週二回の部活は心のよりどころになりました。
周りの友人も先生方も志望校の決定や受験勉強のことについて話す中、自分だけは志望校も決められず目標がない状態が続いていました。ただ、塾で繰り返し勉強していた数学は、少しづつではありながら点数が上がるようになっていき、2年の時に感じていたようなマイナスのイメージはなくなってきていました。
このころには、数学の中にも得意といえる分野ができました。そのことが、数学に対する苦手意識は、完全ではなくてもだいぶ取り払われた気がしていました。(ただし、好きにはなれませんでした)
志望校は相変わらずあいまいでした。一応、北大とは答えていましたが、そこで何をしたいか聞かれると、「歴史」とは言えますが詳しい内容などは答えられず、本当に自分はこの大学に行きたいのか、と葛藤することもありました。しかし、勉強しないとどこの大学にも入れないとは追っていたので平日でも勉強時間0の日が内容には心がけました。
秋ごろには、志望校の資料をもう一度読み込みました。今更感がすごかったのですが、そうしないと目標を見失いそうになっていたからです。そうすると、今までには知らなかった大学の内容などがはっきりと見えてきて、早く読んでおけばよかった、という思いに駆られました。苦手だった数学のセンターの形式にもだいぶ慣れてきており、受験への意欲も持つようになっていました。そこで新たな問題となったのが第一解答科目以外の社会、理科のセンターです。個人的に興味のない科目だったので、勉強が後回しになってしまうことがありました。受験を終えた今は悔やみや後悔などを聞かれても、それはないと言えますが、強いてあげるならそれらをもう少し早めにやっておけばよかった、ということです。
ちなみに、併願した私立大学の試験が終わり、全く手ごたえがなく帰ってきた日はめちゃくちゃ落ち込みました。
勉強する意味を見失いかけた時に思い出していた言葉です。何もやらなければ合格する可能性は0。勉強してその確率が1%でも上がるなら絶対に勉強したほうが良い、ということを聞いたことがありました。