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2015年度センター試験まで あと-3359

合格のポイントになった時期&科目

私大・二次直前
英語

単語力は英語力の源

 共通テストにせよ、各大学の二次試験にせよ、実際に過去問を解いてみると、時間的な余裕があまりないことがお分かりになると思います。長文問題に関しては段落間のつながりや全体の内容の理解に必要な速読力と、一文を単語レベルで分析し文脈に応じて正確に訳出する精読力がいずれとも要求されます。英作文や単語の穴埋め問題に関しては、文法や各単語の運用方法への正確な理解が要求されます。共通テストへの移行に際しリスニングの配点も大きくなり難易度も向上しましたから、与えられた英文を理解する技能のみにとどまらず、総合的な英語力が要求されつつあることは言うまでもありません。そしてその技能を向上させる上でもっとも単純かつ確実な方法が単語チェックなのであります。
 私は共通テストを経るまで、学習の初めに必ず単語帳を読む、という習慣を持っていなかったのですが、北大二次試験第4問対策などを踏まえて、ようやくその習慣を取り入れました。今思えば、もっと早くからやっておくべきでした…
 以下は私の例です。学習の初めに、「鉄壁」を30~40分程度眺めます。大体一度に2,3sec進め、これを朝・昼・夜の3回行います。(つまり一日で6~9sec進む)翌日は、前日危うかった部分を復習しつつ新規範囲をチェックします。この辺の細かな量は志望校や己の力量に合わせて自分で決めてください。上記はあくまで私が決めた量です。
 結果は、普段単語帳を読まない人ほど如実に現れます。ちょっと難しい単語でも「これは知っているぞ!」というものに出会う確率が高まり、処理速度も大幅に増大します。なにより「筆者の言いたいこと」が摑めるようになるのです。普段単語帳を読まない皆様、騙されたと思ってやってみてください。数日では効果は出ませんが、じわじわと自分の読解力が増大していくのがわかるでしょう。
 それからもう一つ申し上げておきたいのは、単語の日本語訳のみならずスペルと語法も一緒に覚えよということです。これらがあやふやだと、たとえ長文読解で得点できたとしても、英作文や単語の穴埋め問題には全く太刀打ちできないでしょう。全く知らない単語を英作文で使うことはできませんが、なまじ知っているがゆえに無理に使おうとしてスペルを間違える、語法を間違える、などというミスを起こしかねません。existenceかexistanceか、explainは人+toの形をとれるのか、などなど。ちょっとしたミスによる失点は避けたいものですよね。これらの総合的な知識によって、読解力にとどまらない総合的な英語力が身につくのであります。

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