宮本 侑茄さん
文化祭や新歓前は土日も休みなく毎日部活に勤しみました。担任と相談して志望校を第3志望まで確実に決めました。姉が受験した大学ということもあり、第一志望はすぐに決まりました。しかしまだ過去問に手を出す力がなく、共通テストレベルも疎かなため、日々定期試験や授業についていくのに必死でした。
クラスが文系と理系に分かれて、いわゆる文系の上位クラスに入れませんでした。そのため、一年間何としても頑張ろうと決めました。しかし、居心地がよく、怠けてしまうことが多かったです。成績が上がることも下がることもなく、受験というものがまだ意識しきれていなかったと思います。でも赤本を買って少し問いてみると、思っていたよりも難しくはないと感じたため、志望校を変えることなく、高校一年の頃と同じような日々を過ごしました。
案の定クラスは上がらなかったですが、授業レベルが大きく異なるというわけでもないので、自分は自分なりに頑張ろうと決めました。赤本をもう一度解いてみると難しく感じました。まずは共通テストレベルを完璧にしなければならないと思いました。初めて大学の冠模試を受けると、人数が少ないのもありましたがB判定だったので自分が目指してもいいんだという自信に繋がりました。
赤本や共通テスト過去問など、実践的な問題を解くことが増えました。前よりはかなり解けるようになりましたが、今まで定期テストを目的とした勉強をしてきたため、数学や世界史はかなり苦労しました。ひたすら世界史はまとめ作業を覚えながらして、数学は共通テスト予想問題を解いていました。
秋になると、推薦を出すかとても迷い出しました。内申は出せる値でしたが上京することや、推薦は甘えだという母親と姉の猛反対を受け、推薦は出しませんでした。そこでより一層自分の中学からの志望校である第一志望への思いが募りました。
秋に二つ冠模試を受けましたが結果はC判定とD判定。春より下がった判定を見て、二次対策と共通テストの勉強のバランスをどう取るべきか悩みました。普段から受けていた共通テスト模試は約6割くらいしか取れていませんでした。しかし、二次比率が高かったので基礎的なところを固めながら二次対策を優先しました。共通テスト前日は一睡もできなかったし、昨年度よりもかなり難化していたので第一志望を受験すべきかとても迷いましたが、落とさずに受験しました。結果的に第一志望は不合格でしたが、ちゃんと後期が終わる日まで頑張りました。後期は合格できましたが、自分のしたい勉強を優先して私立の大学に行くことにしました。
特に由来も何もないが、諦めることだけは絶対にしなかった。