m.sさん
高校の勉強に慣れず、とにかく毎日予復習を行なっていた。勉強に対しての熱が中学校から続いて残っていたため成績もいい感じに維持することができていた。生徒会は一年だとあまり仕事を任されないため、放課後に余裕があった。スタバに行くなどという考えがそもそもなかったため、勉強に励むことができ、勉強してそのまま早くに寝ることができていた。良い高校生方のスタートをきれていたと思う。
生徒会が忙しくなってきて、放課後に勉強する時間が取れなくなってきた。また、そのためストレスも溜まり発散するために放課後友達と遊び歩くようにもなってきた。勉強をしなければいけないと言う気持ちはありつつも、まだ受験生ではないという気持ちも正直あったためあまり勉強に身が入らなくなっていた。生活リズムも夜遅くまでスマホをいじって寝る時間が遅くなったり、テスト前に一夜漬けで勉強をするようになったりしていた。睡眠時間が取れないと授業中も眠くなり勉強に身が入らず悪循環だった。2年生でも1年生のまま続けていれば3年生でもっと成績がよかったと思う。
いよいよ本格的に受験生モードになる、予定だった。先生や周りの友達も試験勉強に本格的に力を入れ始めていたため、自分も頑張らなければいけないと感じていた。しかし2年生で堕落した生活を送っていたのがそのまま引き継がれてしまい、生徒会も夏の文化祭に向けてどんどん忙しくなっていったために悪循環は続いていた。周りが勉強しているのを見て焦る気持ちがつのっていき、精神的にも不安定な状態になっていた。
学校や能開の先生との面談を重ねて志望校を決めた。生徒会も終わり、志望校を決めたこともありようやく試験勉強を始めた。やはり周りに遅れをとっていたため、電車時間や休憩時間などすき間時間をより有効活用するようにしていた。試験勉強をはじめてすぐは成績があまり変わらなかったが、続けるうちに徐々に伸び始めて、志望校の合格ラインにも乗るようになってきた。しかし、苦手教科の数学と化学は2年生でサボってきたため、理解していないことが多くなかなか伸びなかった。でも能開の先生が自分に合った講座を勧めてくれたり、勉強法を教えてくれたりしたことで諦めず勉強に取り組めた。
8月ごろに(まだ夏なような気もするが)推薦入試に挑戦すると決めた。推薦入試を受けるとは決めていなかったが、それまで1・2年の内に農業系の講座をいくつか受けていたため、それが調査書に書く時や面接に役に立った。推薦入試にすると本格的に決めてからは、講座にさらに積極的に参加するようにし、10月からは面接や小論文の練習に力を入れていた。推薦入試を受けるとは言っても落ちてしまったら一般を受けるため、時間がない中で一般でも合格できるような学力を身につけるために授業をより一層集中したり、すき間時間を活用したりしていた。
スランプに悩んでいて受験への焦りや不安でいっぱいになっている時に、学校の先生との面談でこの言葉をかけられて、やるしかないと思った。