F.Wさん
コロナ禍で、入学したばかりなのに分散登校や休校が続き、ほとんどの時間を自宅で過ごしていました。高校受験を終えて燃え尽き症候群状態だった私は、勉強に身が入らず、得意科目の成績も落ちていました。また、友達に会えることや学校行事などの楽しみがほとんどなかったため、モチベーションも上がりませんでした。家庭学習の時間は平日2時間、休日でも3時間くらいしかしていませんでした。
2年生になってからは、もともと苦手だった数学の勉強が更に疎かになり成績も下がっていました。勉強時間も1年生の時とあまり変わっていませんでした。しかし、初めてのマーク模試の後から、友達とアプリに勉強時間を記録することで家庭学習の習慣を身につき始めました。お互いにどれだけ勉強しているかが分かるので、サボることがなくむしろ勉強時間の見える化ができることで勉強が少し楽しくなりました。
高総体に向けて部活も最終局面に入り、勉強との両立も大変でした。この時期に私は第1志望が変わり、推薦を受けることも決めました。目標がはっきりしたことで、勉強にも集中出来るようになりました。
高総体も終わり、あとは勉強するのみという時にコロナで思うように勉強が出来ませんでした。夏期補習も私は最終日しか学校で受けることが出来ませんでした。その間にも周囲との差が開いていると思うとかなり焦りました。また、推薦に向けての書類の準備や、塾での小論対策も始まり忙しくなりました。友達が共通テストに向けた勉強をしている中、並行して小論文を毎週書かなければいけなかったので最初はしんどかったです。小論は模試もなければはっきりした点数も出ないので、本番まで不安でした。
入試本番を迎え、試験が始まるまでずっと不安でした。問題も今まで触れたことがないテーマで、知らない言葉も多かったので焦りましたが、今まで得た知識を元にいつも通り書けたと思います。試験前までは緊張していましたが、いざ始まると自分のことだけに集中出来たので、しっかり力を発揮出来ました。2週間後の結果発表は緊張で手が震えましたが、無事合格が決まった時は本当に嬉しかったです。
小さい頃から聴いていた歌の歌詞です。試合前や落ち込んだ時、必ず聴いていました。受験勉強が思うようにいかず、苦しい時にこの曲を聴いて、気持ちを奮い立たせていました。