戸松 聡太さん
高校受験のときに勉強の楽しさに気づき、入学当初は三年間勉強だけして過ごそうと考えていました。しかしそれだけではせっかくの高校生活を謳歌できないことに気づき、弓道部に入りました。一年生の時は勉強のモチベは保ったまま部活動を楽しめました。
弓道の楽しさに気づき、二年生にはいってから少しだけ勉強への気持ちが弓道に向いていきました。部活動では部長を務め、クラスでは委員長を務め、さらに学校の外でも自分で始めたボランティア活動に勤しみ、大変なことも多かったですが自分を大きく成長させてくれた年になったと思います。
ついに受験生ということで今まで以上に勉強に力を入れていこうと気合を入れました。部活動も終わりに近づき、勉強に負けないぐらい気合をいれて練習をしました。
部活動が終わり、学校の行事も終わり、いよいよ三年生全体が本格的に勉強に力を入れる時期になりました。定期テストなどでは学校の上位に入っていたので、みんなにおいつかれないように一生懸命勉強しました。
正直、この期間は三年間で一番勉強がつらく、楽しさを感じませんでした。この時期一番大事になるのはやはり気持ちだと思います。どんなに模試で点数が取れなくても、どんなにほかの人と点数の差をつけられても、自分の志望校に向かって頑張り続ける鋼のメンタルをもっていないと乗り切れません。自分は12月の半ばに一回心が折れ、持ち直すのに時間がかかりました。そんな強靭なメンタルがあればもう少し共通テストでいい点が取れていたのかなと思います。
学校の小テストや定期テストなどをないがしろにする人がいますが、そのような小さな積み重ねが受験に大きく響いてきます。中学校の勉強は部活を引退した後に猛勉強して何とかなりましたが、高校ではそうはいきません。受験期に詰め込んだ知識だけでは共通テストや二次試験に太刀打ちできないので、コツコツ頑張るのが一番です。