猪俣 胡花さん
朝起きて1時間勉強して放課後は友達をおしゃべりをしたり、部活に行ったりして、夕食後に勉強する時間は確保していましたが、課題と予習と小テストに追われていました。
コロナによる休校で、課題しか取り組まなかったので勉強時間が大幅に減ってしまいました。その後、10月くらいまで生徒会活動が忙しく、勉強をしない日も多くなってしまいました。12月くらいで受験生としての意識が芽生え、塾でも最後の方まで残って、とにかく勉強時間を多くするようにしていました。
高1、2の時より確実に勉強時間は増えたのに、成績が上がらず、気持ち的にも焦っていました。「このままだと行く大学がない」「どうしよう」「勉強してるのになんで」と言う気持ちでいっぱいでした。
夏休みも毎日学校に行って、塾に行って、とにかく問題をたくさん解いていました。それでもやっぱり成績は成績は上がらず、むしろ下がる教科もあって、参ってしまう時もありました。でも、同じように学校に友達は勉強しているし、塾でもみんな真剣に自習していて、参っている場合じゃないなと、切り替えれた時期でもありました。
この頃から勉強の楽しさに気づいて、苦しいから楽しいに変わりました。自分の勉強スタイルを確立できたり、気持ちの持ち方もだんだんわかってきた時期でした。最後の模試まで成績は振るいませんでしたが、それよりもまだ自分が知らない問題や知識、解き方に出会えた喜びの方が大きくて、「もっと解きたい!」と思っていました。
この終わりの見えないような過酷な受験勉強を「いやだいやだ、」と思いながらするよりも、楽しみながらする方が気持ち的にも楽になるなーと思ったのがきっかけです。暗示のように楽しいと思うと意外と楽しめます!