A.S.さん
多摩美、武蔵美、芸大への進学が出来たらいいなぁなどと考えていたため、学芸大学への進学は全く考えていなかった。高校も推薦で入学し、大学も推薦を使うかもしれないと思っていたので、定期テストは良い点を取れるように頑張った。定期テスト以外の勉強はしていない。高校が美術科なので、高校1年の時点で多くの絵を描いた。スランプや自分の絵に対する悩みなどが絶えなかったが、それらは一生絶えないものなので、悩むだけ無駄。
高二でも定期テスト以外の勉強はしなかった。強いて言うなら後期から電車で単語帳を読むようにしていた。定期テストの勉強は当日2週間前から行い、テスト範囲の教科書やノートを丸暗記していた。絵の悩みは絶えなかったが、講評で褒められることが多くなっていたので、気持ちは安定していた。好きなものを好きなだけ、を合言葉に、好きなだけ絵を描いた。
高校2年の最後の最後ら辺に、学芸大学の進学を決めた
一般入試だと、高校で行っている授業的に教科が足りないので、初めから推薦狙いだった。4月から石膏対策のために大手ではない地域の画塾へ通い、小論文対策でここの塾にも通い始めた。
石膏デッサン2時間は普通に無理なので、最初は8時間ぐらいをかけてデッサンを練習した。画塾は週2
小論文もたくさん時間をかけて、少しずつ文字数を増やしていった。
勉強は、定期テスト対策以外はやっていない。
学校の方で卒業制作が始まったため、夏休みは毎日学校へ行き、油絵を描いた。1日6時間油絵を描いて、その後画塾で3時間絵を描いていたので、勉強へ回す体力は無かった。定期テストは頑張った。
画塾は週3から週4、小論文は週2
小論文は夏休み期間だけ週二にしていたので、教授が書いた論文などを読んで週に2本小論を書いていた。
趣味の絵を描く時間が無かったことが自分にとってとてもストレスだったので、朝1時間半早く起きて、人体を勉強したりデッサンをしたり模写をしたりイラストを描いたりしてストレス解消をした。
成績が反映する定期テストまでは本気で頑張った。それ以降は推薦対策11月から面接練習をし、8月ぐらいには石膏は2時間で描けるようになっていたので、石膏のことはあまり考えずに画塾の量を少し減らしていき、小論文を完成させることを意識した。学習指導要領を読み込み、今まであやふやだった考えや、知らなかった美術科の目標などを学び、それらを小論文に取り入れた。朝早く起きて学習指導要領を読み込み、その日に美術の先生に分からなかったことを聞いたりした。塾の先生だけでなく、国語の先生や担任の先生に何度も小論文を見せて、何度も推敲した。
好きな本のタイトルから、どんなに揺れることはあっても決して沈まないという強い精神が大事だと思った