金光 玲依さん
コロナで6月まで学校がなかった。部活もできず、毎日ゲームやネットサーフィンをしていた。友達とたまに行っていた温泉だけが日々の楽しみだった。文理選択の際は、学校の先生に理系に進むことを止められ、少し悩んだ時期があった。結局医学部に行きたかったので理系に進むことにした。
部活では部長に選ばれ、毎日バレーボールのことしか頭になかった。練習のあった日は家に帰ってから勉強する気力もなく、すぐに寝ていた。本格的に受験勉強をはじめた周りの友達に成績で大きく差をつけられてしまい、流石に焦っていた時にAxisと出会った。
高校生活最後の文化祭に全力で取り組んだ。文化祭のステージに出演するために毎日バンドの練習をしたり、クラスの模擬店の準備で遅くまで学校に残ったりしていたので、ほとんど勉強はしていなかった。
本格的に受験勉強を始めた。毎日決まった時間に起きて自習室に行っていた。お昼ご飯は友達と一緒に食べて、たわいのない話をしていた。この時間があったから頑張れたと思う。しかし、勉強をしてもすぐには結果が出ず、成績も志望校の合格ラインには程遠いものだった。
私の受けた推薦は個別試験と共通テストの結果で合否が決まるもので、個別試験は11月に行われた。本番はとても緊張したうえ、上手くいかなかったことだけが記憶に残るため、共通テストに向けて気持ちをきりかえるのが難しかった。共通テストの直前期は過去問にあった問題は全て解けるように、赤本を何度も見直した。共通テスト本番は体が震えるくらい緊張したが、とても楽しかった.
様々な人に感謝する心を持っていると、その恩に報いたいと思い、本番で普段以上の力が出せる。