酒井 実里さん
コロナウイルスによって、二か月ほど遅れて高校生活が始まりました。
高校受験で燃え尽きていて、学校の先生に勉強、と言われることに不満を感じてすらいました。
中学生の頃からそのまま、美容系の専門学校に行こうと思っていました。
部活動の先輩が引退して、さらに部活一筋になりました。そろそろ勉強しないといけないと思い始めてはいましたが、なかなか踏み出せずに一年生のときと同じように過ごしていました。
二年生の秋頃に大学に行きたいと思うようになりました。
部活動を引退して、大学進学を決意したはいいものの、やはり勉強を始める気配はなく、先延ばし先延ばしにしていました。
友達に塾に入らないかと誘われました。正直、あまり乗り気ではなかったのですが、その子が私のあまりにも勉強をしていない状況を心配して言ってくれたのだとわかっていましたので、一緒に頑張ろうと思い、周りより遅れて受験勉強を始めました。
先生や友達にたくさん教わりながら、小論文の過去問を解きまくり、面接練習に取り組みました。受験前日に最後の最後まで面接練習に付き合ってくれた友達には感謝しかありません。
学校の先生が受験の前日にかけてくださった言葉で、その通りだと思って気が楽になりました。