S.Yさん
入学前から、高校では科学部に入りたいと思っており、実際に部活が始まると、予想より忙しく勉強との両立が厳しくなった。12月ごろにはかなり勉強が身に入らなくなっており、テストの点が落ち、少し焦り始めた。
部活では、研究テーマがなかなか決まらず苦戦し、課外活動を同時に複数持っており、心身ともにかなり疲弊していた。勉強などもってのほかで、謎の眠気が半年ほど続き、授業を聞くのがやっとだった。
部活が終わり、眠気は治ったものの、2年で習った基礎がすっぽり抜けている状態でのスタートだった。周りと比較し、自分の学力の低さを痛感しながら基礎をとにかく進めていった。数Ⅲの授業には、全然ついていけなかった。
夏休みに、遅れをとった数学と物理をひたすらやった。家では集中がもたないので、公民館や塾の自習室に通っていた。そこそこ点が取れていた教科は、基本的に課題のみを行っていた。夏休みの前半の方はかなり進められていたが、後半の方から失速し始めたので、何か気持ちをリセットさせられたらよかったと思う。
総合型選抜の志望理由書や面接対策を11月くらいまで集中して行っていた。数学と物理の勉強時間を減らし、化学中心の勉強をしていた。12月になると、共通テストの勉強が中心になり、特に、数学、物理、化学、英語の問題集をひたすら解いていた。地理選択だったので、学校の休み時間には、よく地図帳や地理の教科書を読んでいた。














なかなか模試で合格点に届かず、落ち込みかけたときに、本番でこの点数じゃなくてよかったと前向きに思うことで、勉強を続けられた。