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2015年度センター試験まで あと-3387

坂 和可菜さん

坂 和可菜さん

高校1年

病気で半年の入院をしてから約4年間学校に通えずいわゆる不登校でした。学力は十分にあると塾で言われていたものの、高校受験で体力気力を振り絞って受けたたった一校に内申点がほとんど足りず不合格。全く行くつもりのなかった田舎の高校に入学しました。たった2クラスしかない学年、ずいぶん久しぶりの学校、訳もわからずくたびれる毎日でした。それでも不登校だった反動からか意地でも休まず、熱があっても登校しました。学校は一向に楽しくなりません。卒業後の進路は何も考えておらず、定期考査だけ高得点を取ることに力を入れていました。

高校2年

ずいぶん学校にも慣れて、願っても願っても叶わなかった通学が当たり前になりました。
定期考査以外の勉強はほとんどせず、よく遊んでいました。大学進学という漠然とした進路しか決まらず、担任の先生に自分探しをしろと言われ続け、秋頃にようやくオープンキャンパスに行き始め、志望校を絞っていきました。2年生の3学期当時、評定は4.9ありました。それまでは指定校推薦を考えていたものの、色々なことを考え、自分が納得できるレベルで、たくさんの経験ができ、成長できるような大学へ行きたいと思うようになりました。そのため、指定校推薦は受けずに本格的に受験勉強しようと決めました。

高校3年

春 〜Spring〜

Axisに通い始め、CMでよく見かける映像授業のサプリに入会し、Axisと並行で学力をつけていきました。
規則正しい生活が良いと言われていますが、私は夜の方が勉強の効率が良かったので、1時2時くらいまで勉強していました。また、マンネリ化すると効率が良くないような気がしたので、勉強する場所を変えてみたり、同じ教材ばかり使うのを控えました。書くことは時間の無駄だから見て口に出して覚える!眠くなったら無理して勉強しないなど、自分に合った勉強法を模索したり無理をしすぎないようにしました。何かにとらわれすぎず、自分のペースで行うのが一番です。

夏 〜Summer〜

1年、2年の夏とは違い、受験勉強の夏でした。
長時間の勉強は苦手なので、たまに遊んだり息抜きをしながら自分のペースで課題をこなしました。

秋・冬 〜Autumn & Winter〜

大丈夫、大丈夫と言い聞かせて、公募推薦で5校受講し、第一志望校を含む4校の大学に合格しました。第一志望校は自分にとっては挑戦校で、受験の手ごたえはあまり良いとは言えませんでしたが、志望校に合格するというのはこんなにも嬉しいことなのかと、感動しました。私の通う高校では”快挙”なのだそうです。
まったく役に立たない授業でノートやプリントを書いたりしながら受験勉強を平行しました。クラスメイトは幼稚で気楽な人ばかり、同じような境遇の人はほぼおらず、授業中も静かな時はほとんどありません。どんどん周りの進路が決まっていき、ますます授業はうるさくつまらなくなりました。勉強は思うようにいかず、周囲の人間はとにかく煩わしく鬱陶しくて、図書館へ逃げては先生に話を聞いてもらっていました。
高校受験で失敗し、もう周囲のこんな人達と同じ環境はごめんだと、その一心で耐えました。
結果として、どんなに泣いても心が折れそうになっても諦めずにいたから、合格を勝ち取ることができたのだと思います。公募推薦で合格するのは簡単なことではないそうです。いつも気にかけてくれていた家族や親戚、先生方に良い報告をできたこと、たくさん褒めてもらえたこと、それだけでがんばってよかったと思うし、何より自分に自信がもてました。
大学受験は自分にとって高校生活で最も大きな出来事だったと思います。また、大学受験と同時に人間関係においてもたくさん悩みました。どちらも苦しくて投げ出したくなることばかりだったけれど、今は良い意味でも悪い意味でも成長したと思っています。
良い高校生活だったとはとても言えないけれど、「よくやった!えらい!」と、自分が一番に褒めてあげたいです。
春から新しい環境で、人間としてもっともっと成長していきたいと思います。

合格格言

自分で自分をいじめるのではなく、一番褒めてあげなさい

あるご縁があって出会った先生が私に言ってくれた言葉です。
昔から自己嫌悪になりやすい性格でよく落ち込んでいました。
一日一日どんな小さなことでもできたことを振り返り、「よくやってる」と自分に言ってあげることで今の自分を認めることができ、結果として着実にできることが増えていきました。自分に寄り添ってあげることが大事です。受験に限らずこれからの生活においても大切にしていきたい言葉だと思っています。

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