岸本 櫂生さん
高3の夏休み
数学
数弱の数弱による数弱のための勉強法
以下の勉強法は「いかにして問題をとくか」(著:Gポリア 丸善出版)を参考にしたものである。
前提として、数学は思考力を訓練することが最も重要である。そのためには様々な思考プロセスを学ぶ必要がある。
勉強法としては、まずは問題を解く。その際の問題解決への姿勢は本書を通して学んで欲しい。
次に解けなかった時、分からなかった原因を検討する。このとき決して暗記に走ろうとしてはいけない。なぜ分からなかったのか徹底的に考えるのだ。
原因が発見できたら次はその原因となる思考プロセスを用いる類題を数題解く。これは網羅系参考書で行うと良い。
この問題→分析→類題の一連の流れを繰り返すことで、苦手な思考プロセスを用いる類題を多く経験でき、思考力増強に繋がる。
余談だが、君らの中には分析→類題の時間を苦痛に感じる者も多いだろう。だが、これに関しては耐えるしかない。問題が解けない苦痛の中でそれでも問題に食らいつく。これはまさしく現代科学の発展過程と同じであるが、君らには受験を通してそういった学問の本質にも近づいて欲しいと思っている。そして君らの志望校合格を切に願っている。健闘を祈る。